Single「Lies」解説

この曲が配信できて本当に嬉しい。まずはこの一言。

 

経過を書くと、この曲は大学時代のバンドでやってた曲で、そのバンドは1年も活動できずに終わったんだけど、作詞作曲は僕が担当していて思い入れのある曲が多く、いつか形にしたいと思ってたうちの一つ。

 

 今も当時のバンドデモ(僕がDTMで1人で作ったもの)はPC内に残っていて、1年に何回かは聴き返してます。

それくらい自分的には好きというか、たぶんあの20歳前後の多感な時期に作った曲だからこその、今では作れないパワー的なものがあって、良くも悪くもそれが味になってる。(と自分では思ってる)

 

この曲を始め、当時の曲をしっかり形にする作業はこれまで何回も行ってきたんだけど、なんか、いまいちしっかりと世間に公開できるようなクオリティにはならなかった。何回も挫折してきました。

 

直近で言えばこの曲は2021年にリメイクを作りかけたけど、クオリティに納得できず頓挫。で、これは今だからこそ理由が分かったんだけど、たぶんマイクプリアンプの故障のせいだった気がする。去年の秋に修理して帰ってきたんだけど、本来の音を聴いた瞬間「あーこれこれ!!これ!」と思わず言ったほど。 

 

マイクプリアンプに、ギター、ベース、ボーカルを通しているので、全部がダメになってしまい公開に値するクオリティに達していなかったと分析。

そして2025年、修理されたマイクプリアンプを通して、ギター、ベース、ボーカルを録り直した結果、「あー、やっとこれ公開できるかも」という気持ちになれた。これが本当に嬉しい。この曲がどんな評価だっていい。だって20歳前後のときに作った曲だから。でも自分の中でこの曲を形にできたことは大きくて、あぁこれで1つ、思い残すことなく死ねる、と思えるくらいである。

 

ただまだ死ねないというか、高校、大学時代に作った形に残さねば的な曲は10曲くらいあるので。この調子で形にしていけたらいいな、という、そんな思い入れの強い曲でした。

 

なお、歌詞が若めであり(笑)、何か今ではちょっと書けない勢いというかちょっぴり痛い?なんて思ったりもして、何回も書き直しにチャレンジしたけど全部しっくりこなくて、結局あの頃のまま残すことが最善という結論に達したということを書いておきます。それもひとつの作品の形だということで。

 

ちなみにドラムはAddictive Drums 2。最近BFDばっかりだけど、あえて使ったという訳ではなく、2021年に形にしようとしたときの自分の流行りがAddictive Drums 2だったから、というだけです。わざわざBFDに再度打ち込む必要も感じなかったのでそのまま使いました。

 

2021年デモからの変更点としてはSGだったのをレスポールで弾き直し、ジャズベだったのをプレベで弾き直しました。

曲は形にする工程は大変だけど、こうやって公開できたら本当嬉しいな。また遠くないうちに曲公開できるよう頑張ります。

 

映像は、Canva Proでループ系素材を探したもので、特に細かい意味とかはないです。